新約聖書の読み方

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聖書の読み方の概要は、正しく理解するための聖書の読み方で説明してあります。それに加えて、新約聖書を読む時いくつか注意事項が必要です。例を挙げながら、新約聖書の読み方をわかりやすく説明します。

新約聖書の文献の種類は4つです。イエス・キリストの生涯と教えを記録した福音書、初代教会の歴史を記録した使徒行伝、教会または特定の個人に宛てて書かれた手紙、黙示文学と呼ばれる終末(この世を終わり)を預言しているヨハネの黙示録です。この中で特に難解なのはヨハネの黙示録ですので、聖書入門的ではないので黙示録は除外します。

新約聖書にある何章何節は、ずっと後に書き加えられたものですから、必ずしも段落付けの目安とはなりませんので注意が必要です。

福音書を史実として読む

福音書の主な内容は、キリストの宣教、十字架上での死、そして復活です。宣教の始めから復活までは約三年間です。その三年間を、違った視点からそれぞれの福音書に書き記されているのです。歴史として順序立てて書かれていると思われますが、現代人の歴史館とは違う事も考慮に入れる必要があります。その辺のもう少し詳しい説明は、新約聖書の矛盾で説明しています。

早い人は、福音書を30分位で読み終えてしまうでしょう。これは、3年間の出来事をまとめられたものであることを忘れてはいけません。ゆえに、出来事から出来事へと話が進んでいる時、月日の経過があるということです。その前後関係、文脈も考慮に入れて読むべきです。

また、イエス・キリストが言っていることばが、全部一字一句を記録されていると考えるのも早計です。むしろ、キリストが言った言葉を要約したものである可能性が高いでしょう。またキリストの言葉の一部が書き記されていると考える方が妥当です。実際は、もっと長く話していたと考えた方がよいでしょう。

キリストが語るたとえ話を読む

たとえ話を読む場合、何が何に例えられているのかを考えなければなりません。キリストの真意はどこにあるのか、また文脈から考え、「なぜこのたとえ話をキリストは言っているのか」を考慮に入れるべきです。キリストの真意以上にたとえ話を解釈していくと、聖書に自分の考えを読み込んでいく事になり、正しく理解できません。

放蕩息子のたとえ話

ここでは[sg_popup id=”7309″ event=”click”]ルカ15章1節ー32節 放蕩息子のたとえ話[/sg_popup]を例に考えてみましょう。

  • なぜキリストはこのようなたとえを話されたのでしょうか。
  • 父親は誰に例えられているのでしょうか。
  • 弟は誰に例えられているのでしょうか。
  • また兄は誰に例えられているのでしょうか。
  • このたとえ話のポイントは何でしょうか。
  • 父は、なぜこの放蕩息子を赦したのでしょうか。
  • また父が言った「この息子は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったからだ」の意味は何でしょうか。
  • 兄は、弟が悔い改めて帰って来たのを、なぜ喜ばなかったのでしょうか。
  • 父が、兄を最後に戒めます。「子よ、お前はいつもわたしと一緒にいる。わたしのものは全部お前のものだ。だが、お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。いなくなっていたのに見つかったのだ。祝宴を開いて楽しみ喜ぶのは当たり前ではないか。」この言葉は誰に向けられ言われているのでしょうか。
  • 21世紀に生きている私たち人間に、語られているメッセージは何でしょうか。このたとえ話を、どのように適用すべきでしょうか。

キリストは、私たち人間が生活上に関わる事物や日々の習慣をもちいて、たとえ話を使い神の真理を解き明かしました。その一つの目的は、聞いている者に考えさせるためです。また心にじわじわと来る愛の言葉でもあります。上記の質問を自問自答することにより、キリストが教える真理をより深く理解できると思います。

手紙を読む

新約聖書の手紙には、ある特定の書き手と受け手がいます。新約聖書の手紙を読むのは、他の人が電話しているのを、そばで聞いているようなものです。電話の向こう側の相手が何を言っているかは分かりません。話し手だけの話を聞くことが出来ます。だから、全体の会話を理解するためには文脈が大切なのです。

ピレモン(フィレモン)への手紙

[sg_popup id=”7314″ event=”click”]ピレモンの手紙をクリック。[/sg_popup]ここでも次の質問に答えてみましょう。

  • 手紙の書き手は誰でしょうか。
  • 手紙の受け手は誰でしょうか。
  • 手紙を書いた目的は何でしょうか。
  • 書き手と受け手の関係はどんなものでしょうか。
  • オネシモは、書き手とどんな関係を持っているのでしょうか。
  • オネシモは、受け手とどんな関係を持っているのでしょうか。
  • 書き手は、受け手に伝えたかった真意は何でしょうか。
  • 21世紀に生きている私たち人間に、語られているメッセージは何でしょうか。このたとえ話を、どのように適用すべきでしょうか。

上記のような質問は、新約聖書のすべての手紙に当てはまります。

使徒行伝を初代教会の歴史として読む

最後に使徒行伝を読みましょう。例として[sg_popup id=”7316″ event=”click”]使徒行伝1章1節ー12節[/sg_popup]を読みましょう。

  • 使徒行伝は、ルカの福音書の続編です。
  • 受け手は誰でしょうか。
  • キリストは、使徒たちにどんな命令を与えましたか。
  • その命令は、前編であるルカの福音書に述べられているでしょうか。
  • 使徒たちの質問「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」に、キリストは何と答えましたか。その意味は何でしょうか。
  • 「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」は、使徒行伝にアウトラインとも言える聖句です。使徒たちがすることを預言しています。
  • 「あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」この様に天使が言いましたが、その意味は何でしょうか。

まとめ

新約聖書の読み方をまとめてみましょう。新約聖書を読みには、いろいろな質問を自問自答してみることから始まります。そして読者は神に祈り、知恵を求めて祈り求めれば、神が理解力を与えてくれるでしょう。

いずれにせよ、1回だけ読んで終わらないのが聖書の素晴らしさです。もっともっと奥の深い意味が隠されています。自分の人生に合わせて読むうちに、適用の仕方も違ってきます。20代の若い人と80代の死を間近にしている人とでは、読み方も違うし感じ方も違うでしょう。人生経験も違うからです。神は、一人一人に語りかけていると管理人は信じています。聖書を日々、読んでみましょう。

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