聞く耳のある者は聞きなさい

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キリストのことばには、短いですが非常に心に残るものがたくさんあります。その一つが「聞く耳のある者は聞きなさい」です。このことばから、「人間の自由意志」に関連して、私たち人間が「成長するための人生の原則」を3つ見出すことが出来ます。


人間の自由意志と自己責任

人間には自由意志があります。人は何をやっても自由です。たとえ、国の法律を犯すような事であってもその人の自由意志で行っているのです。他の人に迷惑をかける、かけない、嘘をつく、つかないもその人の自由意志の行いです。しかし、自由意志には必ず責任が伴います。

私がキリストのことばを聞く、聞かないも、私が聞く耳、聞こうとする耳を持っているかは、神の導きはあっても、100%私の自由です。「神の導き」という表現を、クリスチャンはよく使います。「キリストに導かれて教会に来た」という表現で神の導きを言い表すことがあります。しかし、キリストは私たちを無理やり導いたり、聞かせようとはしません。神は私たちの生活のすべてにおいて、働いておられ、私たちにいつも「キリストを信じなさい。わたしに立ち返りなさい」と呼び掛けておられるのです。

キリストは、人間がつくる宗教団体のようなしつこい勧誘はしません。脅すようなテクニック、人をマインド・コントロールするカルト宗教ではありません。また人から何かをだまし取ろうとする勧誘などもありません。

また権威にものを言わせて、教えを聴かせることもありません。なぜでしょうか。私たちの創造主なる神は、私たち人間の尊厳を保っているからです。私たちは、自由意志のないロボットではありません。操り人形でもありません。神に似せられて造られた人間なのです。動植物は子孫を残すという本能のままに行動するのに対して、人間がユニークなのは、そのDNAに自由意志があるということです。


自由意志と主体性

私たち人間が、自分の自由意志を認識すると、そこに主体性が生まれてきます。自分が何をしたいのか、何をすべきかを結局は自分で決めることを認識するのです。他の人のアドバイスを聞くことはあるでしょう。しかし、最終的に自分が決断する自己責任も負っていることも認識するのです。

主体性、あるいは主体的に物事を見る、物事を考えることは日本では必ずしも容易ではありません。日本の文化の中では、個よりも全体の方が重要だからです。日本では個性の重要性も誤解されてきた部分もあるかもしれません。

主体性は、自分が一人間としてユニークな存在であると認める事から始まるのではないでしょうか。キリストによって愛されていることから始まると私は思います。キリストは私たちの主体性を大切に思っているからこそ、一人一人に「聞く耳のある者は聞きなさい」と問いかけていると思います。

自由意志と真理を見極める目

この混迷した世の中で、真理を見極める目をもつことは難しいと思われます。いろいろな情報が交錯しているからです。「聞き耳のある者は聞きなさい」ということばにヒントがあると思います。

私が人生に迷っていた20代前半に聖書を読み、「聞く耳のある者は聞きなさい」とキリストが言っているのを聞きました。その頃の私は非常に未熟であり、考えがまとまらない、身体だけが大人になってい男性でしたので、このことばに大変な衝撃を覚えたのを思い起こします。

日本の教育では、極端に言い方かもしれませんが、「みんなが行く方に行く」ように教育されますから、何か重要な決断を下す時でも自分が本当に何をすべきか、何がやりたいのかを、あまり考えないようにセットされているように、私には思えます。ところが、このイエスのことばは、そのような前提条件を覆してしまうことばです。他のみんながやるからではなくて、「聞く耳のある者は聞きなさい」と。「これはあくまでも個人の決断だよ。あなた自身が決める事だよ」と言われているような気がしたのです。私自身、精神的に非常に幼稚であったので、最初は何を言っているの?と思いました。しかし、しばらくすると、心を静めてこのことばの意味を考え始めていました。

今、この記事を読んでいるあなたにも、心を静めてこのことばの意味を考える時が来ているのではないでしょうか。

結 論

人生の真理は、まず聞くことから始まります。キリストのことばを聞くことから始まると思います。心の耳をキリストに傾けてみましょう。「聞く耳のある者は聞きなさい」とキリストはあなたに語りかけています。どのように答えるべきでしょうか。個人個人、一人一人が決める事だと思います。

キリストのことば「聞く耳のある者は聞きなさい」は、愛ということばは含まれていませんが、キリストは私たち人間を愛している、素直に応えるのを待っているという現れだと思います。キリストのことばに心を開いてみましょう。

読者の皆様の上にキリストの愛が注がれますように。

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